2009年07月21日

イス座禅を体験。

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日曜日の話です。
母がイス座禅なるものをラジオで聞きつけ、行ってみたいと言うので付き合うことにしました。
表参道にある和食レストランを会場として使うということだったので、会が終わった後に付近を散策するのも良いと思い話に乗ることにしました。
母は表参道ヒルズに行ったことがなく、行ってみたいと以前から言っていたので丁度良い機会かなと。
母も高齢なので、繁華街へ一人で行かせるのは心配なので道案内と付き添いの役ということで。
それに、後で詳述しますが、僕も少し興味が湧いたので僕自身も体験してみたいと思ったというのもあります。

会場は炭火ダイニング豊和という和食レストランで、東京メトロ表参道駅A2出口から5分くらいのところでした。
古いアパートを改築したような外観で味のある雰囲気のお店でした。
表参道で禅だなんてお洒落だな〜と感心したのですが、ここが会場になったのは偶然だったようです。
でも、結果的にはなかなかお洒落な催しになったと思います。

イス座禅は世田谷にある臨済宗妙心寺派東京禅センターが「禅Cafe」と銘打って行っている会です。
今回で4回目ということで、まだ始まってまもない会のようです。
本格的な座禅ではなく、イスに座った状態でリラックスして精神を集中し、座禅の入門として気軽に体験出来るようにと企画されたものだそうです。
呼吸を整え、リラックスした姿勢で、目も開けた状態で10分ちょっと禅を行い、その後お茶とお菓子を頂きながら住職さんのお話を伺うという内容で1時間半くらいで終了しました。
レストランの中に入ったらお香のとても良い香りがしてとてもリラックス出来ました。
15人程の参加者が居て、中には高校生の男の子が一人で来たという強者もいました。
彼以外で極端に若い人はおらず、大人からご高齢の方が多く、女性の方もいらっしゃいました。
ちょっと意外だったのはリピータ率の多さ。
前述の通りまだ4回しか行われていないのですが、2回目3三回目という方が半数近くおり、4回全てに参加されている方も一人いらっしゃいました。
確かに、しーんと静まり返った空間で、お香のほのかな香りを感じながらリラックスして精神を集中するのはなかなか気持ちの良いものでした。
何もしないでただ黙っているのは苦痛かなと思いましたが、禅の時間はせいぜい10数分なのでそれほど大変ではありませんでした。

座禅も良かったのですが、住職のお話が僕はとても良かったです。
住職は仏教の「諸行無常」と「一期一会」のお話をされました。
これがとても良いお話で、ここで詳しく書きたいのですが長くなってしまうので割愛。
少しだけ書くと、諸行無常というと一般には儚いとか寂しいといった印象で語られますが、常に同じ状態のものは無いというのは、常に新しい始まりだと前向きに捉えることが出来るものだということ。
ラジオ体操の歌を引き合いに出しておっしゃっていましたが、毎日迎える朝は同じ朝ではなく新しい朝だということ。
同じことの繰り返しのように感じられる日常にも僅かな変化や違いというものはあるはずで、同じではないということをおっしゃっていました。
これは、去年公開された押井守監督の映画「スカイ・クロラ」に通じるものを感じてとても面白かったです。
それから、今年の3月に発売された坂本龍一氏のアルバム「out of noise」の一曲目「hibari」にも通じるもとだと思いました。

2001年のアメリカ同時多発テロや現在の金融危機、経済発展の代償として深刻化する環境の問題など、欧米を中心に行われてきた世界づくりが限界に来ているように感じます。
音楽もそうで、もともとヨーロッパの伝統音楽だったクラシックが世界の音楽の基礎となり、近代音楽以降はヨーロッパの音楽を元にあらゆる音楽が作られるようになりました。
僕たちが聴いているロックやポップスだって無関係ではありません。
そして、その音楽もとても危機的な状況にあって、新しい音楽や面白い音楽を作るのはとても難しいです。

今、注目すべきところは欧米以外のところにあるような気がしてなりません。
今ある問題や今ある生活を生き抜く上でお手本や参考になるものは、欧米以外の何かのうような気がするのです。
そして、ここ日本は”欧米以外の何か”の一つです。
僕は禅や仏教そのものに興味があったわけではありませんが、欧米以外のもの、日本に古くからあるものとして関心を持ちました。
ここに、何かヒントがあるかも知れないと思ったのです。
そして、上記のように住職の話された内容はとても参考になりました。
特に「スカイ・クロラ」や坂本氏の曲との共通性を発見したときは、自分の予測は当たっていたという手応えを感じるのに充分でした。
「スカイ・クロラ」は現代を生きる若者にスポットを当てて作られた映画です。
現代の問題を扱った映画と諸行無常の話に共通性を見いだすことが出来たのは収穫でした。
やはり、この辺りに見るべきものがある、注目すべきものがあるのだと思います。
NHKスペシャル「マネー資本主義」という番組を見ました。
経済の世界でも世界レベルで今までのことを反省し新しい経済の在り方を模索し始めているようです。
世界が大きく動き出そうとしています。
今までと違う何か、それが求められていると思います。

さてさて、長くなりましたがもう少し。
禅Cafeが終わった後に表参道ヒルズへ。
母は久しぶりに繁華街へ出たので人の多さに驚きながらも楽しんでいた様子。
僕は去年のクリスマス時期に来て以来かな?
ヒルズ内を軽く見物してから中にあるカフェでお茶をしてから帰宅。
表参道はお洒落で良い街です。

夕食は家から比較的近い舞浜のIKSPIARI内にあるお気に入りのお寿司屋さんへ。
駅に着いたら大きな虹がかかっていて、沢山の人がケータイで写真を撮っていました。
とても大きな虹で、こんなに立派なものは久しぶりに見ました。
19時頃に着いたのですが、外はまだ明るい。
いや〜夏ですな。
お寿司やさんは混んでいたのでしばらく待たされました。
待っている間、中を散歩していたら、DA PUMPがフリーライブをやっていました。
観客は大勢いてとても盛り上がっていました。
今は9人なんですね。
知らない間に人数が増えていて驚きました。
デビューして10年くらいは経ちますか?
頑張ってますね。
歌も踊りも上手で、前述の通りライブは多いに盛り上がっていました。
有名アーティストのライブが観られてちょっと得した気分。
その後お寿司を食べて21時頃帰宅。

昨日はとても良い一日でした。
禅や仏教につて、もう少し勉強してみようかな。
大変な時代ですが、それを前向きに捉えることが出来れば今はとても面白い時代だと思います。
そして、ここ日本に出来ることはもっとあるのではないかと思います。
少しでも毎日が充実したものになるように頑張りたいです。
posted by daemonjob at 22:51| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月16日

坂本龍一さんに仏文化勲章。

音楽家の坂本龍一さん(57)は16日、「芸術家として文化の多様性を豊かにした」ことなどが評価され、フランス政府から芸術文化勲章「オフィシエ」を授与された。

msn 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/090716/msc0907162220002-n1.htm

ついさっきmixiのコミュで見つけたのでご報告。
詳しい内容は知りませんが、教授のファンとしては嬉しいです。

今年の3月に発売された「out of noise」は実験的で示唆に富むとても良いアルバムでした。
とても気に入っています。
社会活動も活発に行われていらっしゃいますし、J-WAVEでのレギュラー番組ではオーディションコーナを設け、国内外/プロアマ問わず優秀なアーティストの発掘に貢献されています。
坂本氏が立ち上げたcommmonsというレーベルも時間と共に内容が充実してきています。
これまらも益々ご活躍されますことを願っております。
 
posted by daemonjob at 23:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『或る音楽』を観てきました。

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映像/音楽クリエータの高木正勝によるドキュメンタリ映画「或る音楽」を観てきました。
場所は渋谷ユーロスペース。

最新アルバム「Tai Rai Tai Rio」が先月発売されました。
タイトルになっている「Tai Rai Tai Rio」とは「大きく振れ、小さく振れ」という意味のポリネシア語だそうです。
これは京都の祭りで使われる「祭霊祭領(さいれいさいりょう)」の語源とのこと。
新作は自らのルーツを探る旅のようなコンセプトによって作られていて、人類学者の石倉敏明氏により集められた、各楽曲のイメージやテーマに合った神話や民話を収集した小冊子が付属しています。
CDの内容は先行して行われたライブの音源を編集して作られており、ライブアルバムとオリジナルアルバムの中間のような作品です。
「Tai Rei Tai Rio」はライブ、神話集付きアルバム、映画、ビジュアルブック、ウェブサイトと様々なメディアを横断し、多数の関係者による協力のもとで作られた壮大なプロジェクトです。

アルバムの内容や雑誌などに掲載されていたインタビューが興味深いものだったので、映画にも関心が湧いてきました。
本編の他にアルバム収録曲と同タイトルの短編映像2編の上映もあるとのことだったので、久しぶりに渋谷まで足を運ぶことにしました。

短編2編はとても良かったです。
僕は芸術や絵画、映像のことは全く判らないしあまり興味もありませんが、この人の映像は好きです。
とても綺麗なんだけど、ただ綺麗な映像を作ろうとしているのではなく、表現したいものがあるという意思が伝わってくるように感じます。
簡単に言うと、「酔ってない」ということ。
アートとかクリエイティブとか、その言葉や雰囲気だけに酔って、ただ綺麗やだけ、お洒落なだけの中身の無い作品が数多く散見されますが、彼の映像/音楽はしっかり表現としての強度を持っていると思います。
僕はどちらかと言うと過激なものとか斬新なものを好むので、高木正勝のことを好きになったのは自分でも意外でした。
それはやはり、上記のように薄っぺらなアート気取りではない本物の持つ充実度が感じられたからだと思います。
ドキュメンタリーのほうも良かったです。
アルバムの元になったライブとそれに伴うリハーサルの模様、高木氏のインタビューやオフショットなどで構成されていて、アルバムの理解を助ける内容になっていたのでとても参考になりました。

僕はこのアルバムのコンセプトであるルーツを探る、ルーツに戻るという考えに惹かれました。
近代音楽に端を発する、クラシックや現代音楽、ポピュラー音楽としてのジャズ、ロック、ポップス、ダンスミュージックその他現在聴かれている音楽全般は、あらゆる手法が尽くされ飽和状態にあり、新しい音楽を作るのが大変難しい状況になっています。
そんな現状を踏まえて考えると、今、音楽を作る上で原点に立ち返るというのは有効な手段ではないかと思います。
コンピュータに代表されるデジタル技術を手にした現代、最先端の道具を用いて原点に立ち返ってもう一度音楽を作り直すというのは面白い試みだと思います。
古いのだけど新しい、新しいのだけど原点からの出発という、そういう視点で音楽を見つめ直すことは、飽和した現代の音楽から脱却し新しい音楽が作れる可能性があるのではないかと僕は考えます。
そういった理由で、僕は「Tai Rei Tai Rio」というアルバムに興味を持ち、そのドキュメンタリー映画を観に行った次第です。

やはり才能がある人はしっかりと見るべきものを見ている、進むべき方向を知っていると思いました。
高木正勝は真に実力のあるアーティストだと再確認出来ました。

「Tai Rei Tai Rio」特設ページ
http://www.epiphanyworks.net/trtr/

高木正勝 オフィシャルサイト
http://www.takagimasakatsu.com/
posted by daemonjob at 22:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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