2008年04月27日

TENORI-ON日本でも発売へ。

ヤマハは4月25日、新コンセプトの電子楽器「TENORI-ON」を専用サイトにて5月12日より発売することを発表した。価格は12万1000円。ロンドンなどで先行販売され、話題を呼んでいた新世代楽器の全貌が明らかになった。

CNET JAPAN
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20372192,00.htm


先日観に行ったコーネリアスのライブでも使われていた、今注目の新しい楽器TENORI-ON(テノリオン)。
日本でも発売になります。
YouTubeにデモ動画がアップされているのでご紹介。



音と光で様々な表現が可能なTENORI-ON。
楽譜を読み、楽器を演奏するという従来の音楽とは全く違う新しい音楽です。
そして、パソコンを使ったエレクトロニカ系音楽とも一線を画するもの。
以前に開発者の岩井俊雄氏のインタビューを読んだことがあるのですが、なかなか興味深い内容でした。
僕が特に注目した一節を抜粋。

「現在もっとも使われている楽器はPC。サンプリングなどでどんな音でも 出せるが、これには楽器の形としての必然性は存在しない。アンチアコース ティックとしては面白いムーブメントだが、全部これになってしまうのは面 白くない」

僕は子供の頃から楽器を習い、音楽に親しんできました。
数年前にオリジナルの音楽を追究する為にパソコンを使った音楽制作を始めました。
上記抜粋記事にもありますが、僕がパソコンを使うようになったのも、アンチアコースティックという意味合いがあって、新しい可能性を模索するためです。
子供の頃から音楽をやっていたので、なおさら新しいものに対する憧れと興味がありました。
しかし、これも上記抜粋記事にありますが、今、音楽制作で最も使われている楽器はパソコンです。
しかも、パソコンは汎用機ゆえに音楽制作に最適のインターフェイスを持っているとは言えず、非常に使いづらいです。
パソコンで音楽を作るようになって楽器の凄さを再確認しました。

パソコンは楽器としては使いづらい。
しかし、デジタルというテクノロジはとても有効。
そうすると、新しいインターフェイスを持ったデジタルデバイスに興味が移るのは必然です。
これも先日のコーネリアスのライブで使われていましたが、KORGのKAOSSILATORも新しいインターフェイスを持ったシンセでとても興味深い。

この10年は、パソコンの性能が飛躍的に進歩し、それに合わせてソフトウェアも進化してきました。
ソフトシンセやソフトサンプラが沢山開発され、今までにない機能を音楽家に与えることに成功しました。
しかし、上記のとおり、パソコンを楽器として使うのは限界があります。
汎用機ゆえに爆発的に普及し、また、汎用機ゆえに限界がある。
そして、とうとうその限界がきていると僕は感じます。
はっきり言って、僕は今ソフトウェアに興味がありません。
新しいハードウェアに興味があります。
僕が個人的にそう感じていた時に、TENORI-ONやKAOSSILATORといった新しいハードウェアが登場したのは偶然なのでしょうか?
これは僕だけではなく、多くの音楽家、特にデジタルを使って音楽制作をしている音楽家が感じていることなのではないかと思います。

僕の感覚と時代の感覚がリンクしているようにも感じれれ、TENORI-ONは注目せずにはいられない楽器です。

posted by daemonjob at 23:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/94917225

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。